2008年12月アーカイブ

拡散風洞の作り方。

お久しぶりの更新でございます。
いやー、うっかり更新忘れていたらログインできなくなって(ID忘れていた)ようやく復帰です、失礼いたしました。

現在トリユメもシナリオが中盤に差し掛かり、いい感じに進んでおります。
そんな状態で安心できるかというと、そんなことは全くなく、相変わらず交渉が続く日々です。

交渉ってどういうこと?とお思いになる方もいらっしゃるでしょう。
この辺りで、拡散風洞の制作スタイルをご紹介いたします。

拡散風洞のメンバーは基本的に自分一人です。
助けてくれる人は何名かいますが、基本的には一人。

そのため、毎回制作にあたって原画家さんを決めて、それに併せてスタッフの依頼をかけます。決まった人がいない分、作品ごとにいろんな挑戦ができるのはメリットですが、決まるまで相当胃が痛い日々が続くこともおまけとして付いてきます。
その後、キャラクタが決まったら声優さんへの交渉、および収録日程の相談をスタジオとやりとりして、個々の声優さんの日程調整。
スタジオ収録に併せて主題歌の交渉も実施。
並行して、シナリオを作りながら背景指定やCG指定を作成し、スクリプトに流し込み。

ある程度進んだらゲスト依頼を実施 ← 今ここ。

出来上がってきたらみんなでデバッグを行ってマスターアップ、という流れですが、正直こんな簡単にまとめられないほどやることは多いです。

声優さんには台本を作ってプリントアウトして送たり、背景のイメージを落書きして送ったりとか。
細々とした作業まで含めたら、そりゃ一人でできる限界なんてあっという間に見えてきます。

もしも、トリユメにシナリオライターの藤姫さんがいなかったら。
ラジオの台本を含めて、多分今頃ギブアップ、と叫んで倒れていたことでしょう。
なので、一人で物作りをできる人は凄いなぁ、と思います。

自分のやり方では関わってくれる人みんなが楽しめるものを、という理念があります。
そのように進んでいるかははっきりと確信できていませんが、同人だからこそ、金に執着しすぎるのではなく、面白いことを素直にやってみればいいんじゃない?というところがありますね。

年々調子に乗って予算を高くするようなことばかりやってしまい、トリユメに関しては「その金額一人でどうにかできないでしょ!?赤字確定だよ!?」みたいなレベルです。
制作費諸々で○百万円。。。
そりゃある程度回収できないと厳しいです。泣きます。むしろすでに泣いている説も。

どこで予算を削減するか、というノウハウももちろんありますが、基本的に報酬を削ることはやってはいけないことだと思っています。
赤字なら仕方ないですね、ということはあるにしても、せっかく時間を割いて協力していただいたのにそれは・・・という気持ちが。

ゲームも一本1000円とかでこんなに大変なのにコピーされるともう作れなくなってしまうぐらいダメージは大きいです。
作り手も遊ぶ側も納得できるサイクルが構築できればなぁ・・・と思いながら作業をしていますが、難しい問題です。
こういうところで信じるしかない、というのがなかなか。
信じたいのですが、踏みにじられると相当へこみますね。
ゲーム一本1000円、音楽CD1000円とかどういう基準なのかわからなくなるときがあります。
ゲームってそんなに見下されてるのか・・・と悲しくなったり。
その作品に見合った対価というのは本当に難しいです。

これから何か作ってみたい、と思う人がいらっしゃるのなら。
とりあえず、趣味でできる範囲で楽しむことを忘れずにやってみてください。
儲けるとか雑念まみれになってくると、身動きが取れなくなって終わります。
いや、続けるためにはある程度利益出さないと無理なんですけどね。
物作りをする側、それを楽しむ側、どちらなのかをきちんと判断して動くことをお勧めします。

わからないことはやってれば慣れる、というのもありますが・・・。
結局は人とのつながりが全てです。
そこが上手くいけばある程度物作りはできます。

義務に追われず、双方が楽しめますように。

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